スピード感のない人
どの組織でも、分野を決めて動いているだろう。
その場合に、担当者が不在の際に、その人が担当すべき事項が発生したときにどう対応するべきだろうか。
1つの考え方として、分担をその場その場で変えると組織としての仕事にとって不都合があるとする立場がある。
実際に、その人でないと対応できない場合もあるだろうから、他の人がよくわからないまま対応して、事故を起こすことは注意しないといけない。
しかし、誰でもすぐできることまで、分担を理由に、他の人が行動しないことがある。その根底には、分担を決めた意味がなくなることや、やろうとしない人の分まで他の人がカバーすることは好ましくないという判断もあるのかもしれない。しかし、このような考え方は、恐ろしくスピード感のない人のもので、企業は大きな損失を受けることもある。
スピード感のない人は、従業員間の細かな平等を考えているのかもしれないが、チームとしての力に考えが及ばない人で、全体に対するダメージを自分のダメージとしてとらえることがない人と言うべきだろう。
チームとしてどうあるべきかが、先に考えられるべき問題であり、分担が決められているのに、それができない人は、査定で考慮して平等をはかるべきものである。
ここで書いたようなことは、当たり前のことであり、こんなことが起きるはずはないと思っていたところ、そうでもないようだ。サッカーで言えば、スピード感のない対応は直ちに1点献上するに等しいことはすぐにわかりそうなことだ。