評判は、どこまでのものか?

「そんなことをすると、評判を落としてしまうぞ。」というアドバイスは、よく聞く。
特に、年配者から聞かされる。

私は、評判は大事だと考えているので、そのように生きてきた。
しかし、還暦を迎えてみると、評判の限界も感ずる。

良い(悪い)から評判になるのか、広告でも何でも、単によく聞くから評判になるのか、その区別はあいまいだ。
また、年齢とともに忘却も甚だしくなる。

評判を大事にしているというメッセージは重要だが、それだけでなく、強いアピールが必要だ。

中小事業者の中には、どこまでも「良さ」にこだわりを持つ人たちがいる。それは大事だと思う。
しかし、方法は考える必要があるが、強いアピールを意識するべきだ。

商品・サービスは、それほどでもないのに、拡大・成長しているところがあるのは、事実だ。
プロから見れば、それほどでもない商品・サービスは、分かるであろう。しかし、「それほどでもない商品・サービス」だと言ってみたところで、影響はほとんどないことが多い。

強いアピールが先で、良さは後から付いて来ていることもある。

このような社会であることが、良いか悪いかについては、言いたいことがある人は多いだろうが、そのような社会を前提にするしかないだろう。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年04月14日 | Permalink