古い建物を利用するとき

日本では、民間で利用する古い建物の価値をあまり認めない。
 銀行も、30年くらいで、0の評価のようだ。

しかし、建築内容が、耐震性も含めて、大いに問題であれば、取り壊しも必要かもしれないが、手を入れることにより利用することも考える必要がある。
 その方が、1から作り上げるよりも経済的だろうと思う。
 今では、昔の家屋のように贅沢な部材を利用できないこともある。

地震を心配するのであれば、平屋で、屋根が重くないことはメリットだと思う。
 耐震補強が可能な場合もあるだろう。

日本家屋の改修のしやすさも考えるべきだと思う。

リノベーションをするときは、建物の中に家財がない状態にすると、家財があるときに考えていた改修とは、また違った改修を考えるようになるものだ。
 不具合が目に付くという面もあるが、建物そのものの根本価値に目が行くようになると思う。
 改修方法も大胆に考えられるようになる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月01日 | Permalink