仕事内容の決定・変更
多くの人は、仕事内容の決定・変更について、周りの人の影響を強く受けている。しかも、周りの人の範囲は、きわめて狭い。
学校では、各種の仕事を知る機会がない。そもそも学校の先生は、実社会の経験がないため、教えられない。
結局、仕事内容の決定・変更は、自分で考えなさいという状態だ。
そうなると自分でいろいろ経験してみるしかない。本当は、転職が容易である必要がある。
ところが、多くの人は、仕事の変更は容易でないと思っている。
これは、社会が転職の年齢について厳然とした扱いをするからだろう。
そもそも少しでも良いところがある職場であれば、そこに属しているのが楽である。
一度採用されると、法律でかなり守られている。
しかし、企業であれ個人であれ、全く同じことをしていれば安泰ということはない。収入を維持するためには、常に変化に対応する必要がある。
事業主の矜持(きょうじ)は、ここにある。
雇われている人でも、この矜持を持つ人はいる。
この矜持を持ち、仕事内容の決定・変更を行う必要がある。多くの人は、これが難しいと考えているが、これを実行する必要がある。
特に、自分で事業を立ち上げている人は、親から多くを与えられて安穏としている人を見て、自分の道を明確に意識するべきだと思う。
親から多くを与えられている人も、変化への対応は不可欠なのだから、そのことを考えて、自分の道として明確に意識するべきだと思う。