B4 美術と自分のビジネス
自分のビジネスが成功する中で、美術品にめざめて、コレクションが始まるということは、よくあることだと思う。
コレクションが進めば、美術館の建設に至る。
大原美術館
足立美術館
大塚国際美術館
山崎マザック美術館
こうした美術館は、美術をサポートしてきたといえるだろう。
(もちろん、美術に投資したという面もあるのかもしれない。)
しかし、美術と自分のビジネスは別物であるというけじめは必要だろう。上場会社であれば、株主の目線に立つ必要があり、ビジネスに関係のない美術品の収集は、個人のものとして、分離を求められるだろう。美術そのものを扱うことを自分のビジネスとする場合は別として、世の中では、美術とビジネスとは別物と考えるのが一般のようだ。
しかし、美術の側からは、ビジネスと全く別物とするのではなく、大いに関係づけることを工夫する必要があるだろう。