C14 仕事の進め方についての基本的考え方
1 時間の経過とともに知見・資料が出てくる場合、それを集約する場所を定める必要がある。
その場所を「マスター」を付けて明確にする。(例.マスターデータ、マスターファイルなど)
集約する場所を定めないと、蓄積ができず、成果に結びつかない危険がある。
2 集約する場所は、自由に組み替えられる場所である必要がある。
集約する場所では、知見・資料を並べ替え、全体の体系を探す作業が求められる。
この作業を行うことにより、その分野の理解が深められ、皆の利用できる体系が見つけ出されることになる。
したがって、クリアーポケット(文書を入れる袋タイプの透明ホルダー)がとじられたファイルは、資料の並び方が固定されたものに限定して利用すべきである。
3 集約の中から何か成果物を抽出する場合でも、知見・資料を集約する場所と区分し、集約の場所は継続する。
抽出物が独り歩きすると、集約の場所が分散し、二重の作業が必要となったり、一本化されない二重の成果物となってしまう危険がある。