A8 湯治
いろいろな温泉に行くうちに、昔から湯治があることを知った。医学的な効能がどれほどかはわからないが、体感として、気分的には良いだろうと思う。
2010年9月23日から26日まで、増富温泉不老閣の湯治棟に、3泊したのが初めての長期宿泊であった(長期と言っても3泊だけど)。仕事をかかえる人間にとっては、なかなか長期休暇はとりにくい。少なくとも気持ちの点でとりにくい。
食事は、非常食として買っていたマジックライスが賞味期限が切れたため、それを用意して出かけ、途中、温泉への山道に入る手前にあった食品スーパーで購入したもの(キムチ、もずく、ヨーグルト、チーズなど)を少しずつ食べた。
不老閣では、天然岩風呂に1日3回程度は出向き(説明書には、放射線が強いので1日1回の入浴と記載されていたが、皆さん何回も入っていた)、また、宿の周辺も散策した。近くの金泉湯は閉鎖されていた。
湯治は、おもしろかったが、3泊が限度だったかもしれない。何もしないで湯治だけに専念することは、ある程度予想していたとおり、なかなかむつかしい。
しかし、海外旅行であれば、1週間程度、仕事から離れることは、これまでもあったのだから、湯治を転泊としたり、ある程度の距離の散歩を組み合わせると、飽きないでできるかもしれない。