感性の変化
近代人の感性 渡邊崋山(登)
1804年、登(12才)にとって生涯忘れることができない1つの事件が起きている。
登は、日本橋付近を通行中、登と同年輩位の若君の大名行列を冒してしまった。このため、衆人環視の中で散々打たれたり蹴られたりの辱しめを受けた。このとき、登は、燃えるような発奮が起きた。(「崋山渡邊登」7頁)
封建時代に対する近代の感性が生じたと考えられる。
辻惟雄は、「戦後日本美術の花形としての前衛美術(現代美術)は、大衆の興味をさほどひきつけていたとは思えない。」(「日本美術の歴史」419頁) とし、
「現代美術が社会との連帯を取り戻すための1つの示唆として、<優れて現代的であると同時に、すぐれて伝統的である>という課題」を提示する(同434頁)。
草間彌生、奈良美智、村上隆、名和晃平などの作品は、かつての前衛美術とは異なると思われる。
表現は、具象を用いたシンプルなものである。
現代の感性は、何か?
群れない。主体性。
おしゃれ
今あるものを使って自由に生きる。
感性の追求をすると、個人差が大きいことに気がつく。