11 新古典主義
(1)フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンラス(1746ー1828)は、父がメッキ職人、母が下級貴族の娘であった。
サン・フェルナンド王立美術アカデミーの奨学生コンクールに挑戦して、2度失敗し、当時の画家の登竜門であった、コンクールに合格し、ローマ留学することには至らなかったが、どう金銭を工面したのか、24歳のとき、イタリア遊学を果たす。27歳のときには、宮廷画家となっていたバイエウの妹ホセファと結婚し、マドリードの義兄の家に同居する。
(2)ジャック・ルイ・ダヴィッド(1748ー1825)は、子供時代から画家をめざし、5度目の挑戦でローマ賞を獲得し、イタリア留学を果たした。
(3)ウィリアム・ブレイク(1757ー1827)は、靴下職人の家庭に生まれた。
4(4)ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780ー1867)は、父が地方芸術家であり、幼いころからルネサンスやロココの巨匠の複製画を見せられ、デッサンの手ほどきを受けた。また、父からはヴァイオリンを教えられ、10代のころは画業のかたわらオーケストラで小遣い稼ぎをしていたほどの腕前であった。