歌川国芳展
2012年1月28日、森アーツセンターギャラリーで歌川国芳展を見てきたが、想像をはるかに超えるにぎわいだった。
皆の列に並んで順番に1つずつ見ていくことは、時間的にも忍耐の点でも、とてもできなかった。絵の前が空くと、さっと近づき見るものの、大体は人の列越しに見るしかなかった。細かいところは図録で見るしかなかった。
テレビで紹介されたと聞いたので、その影響があるにしても、これだけの人が見に集まるというのはすごいことだと思う。
大胆な構図、ユーモア、躍動感などが強く感じられる点であり、わかりやすいと感ずるのだろう。抽象表現主義がコンセプチュアル・アートまで突き進んだ流れとは異なり、あまりむつかしく考えないで素直に楽しむというところが、現世的なのだろう。