コレクションを売却するとき
コレクターは、どのような場合、所有している作品を売却するのだろうか。
お金が必要になり、換価する場合が一番多いのだろう。それ以外には、どのような場合だろうか。
コレクションのためには、それなりの保管スペースが必要である。そのための費用もかかる。したがって、保管スペースの確保が、経済的に合わない場合、売却することになるだろう。
コレクションを、投資と割り切るならば、株式と同じく、安く買えて、高くなったならば、売却することになるだろう。
自分のコレクションの組み立て方ができてきて、それから外れるものは、売却することになるだろう。好みの変化も、ここに含めてよいだろう。
そもそも美術作品は、買ったり売ったりして、楽しめばよいだけかもしれない。ポートフォリオの感覚は、必要だと思う。そうしないと、美術館を作ることになってしまうか、美術館に寄贈することになるのではないか。