アメリカン・ポップ・アート展(国立新美術館)
ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻のコレクッションを見てきた。1960年代以降の作品とのこと。
多くのアメリカの巨匠の作品を通覧できたが、素人のぱっと見の感想としては、アンディ・ウォーホルが、色彩として、引かれた。
ウォーホルは、芸術家は、HERO(ヒーロー)ではなく、ZERO(ゼロ)だと言っており、芸術家の主観性を否定し、何でも写し込む、鏡のような芸術を肯定しているのだろうと、とらえている。
これまで作品を、具象と抽象の軸において、比べていたが、HERO(ヒーロー)かZERO(ゼロ)かという軸もありうると考えを改めている。
ウォーホルは、カタログ・レゾネの印刷で見るよりも、実際の作品の方が、はるかに美しいと思う。