死後の何を考えるのか。
死んだらそれで終いと考えると、「我が亡き後に洪水よ来たれ」、「後は野となれ山となれ」と考える人も出てくるかもしれない。
しかし、自分の亡き後も社会は存在するだろうし、子孫、友人は生きていくだろうから、自分の亡き後はどうなってもかまわないと考えることは、非難されるだろう。
死んだら、自分は天国か地獄へ行くのだとか、極楽浄土へ行くのだとか、生まれ変わるのだとか、死後の自分の世界を考える人もいるだろう。これは、ある意味で、どこまでも自分を中心と考える生き方のように思う。
自分を中心に考える生き方は、批判されるだろうが、人間は究極に至れば、そうならざるをえないから、ただちに非難することはできないように思う。
しかし、死んだ後の世界は、現に生きているうちに考える想像の世界であって、客観的に確かめられたものではない。私は、現世志向であり、今をどうするかを考えたい。