人生は、実験だと考えることにしている。
人生では、その人その人の境遇があるので、どうしても他人と比べてしまう。「自分の境遇を受け入れよ。」と言われても、なかなか難しい。
また、人生を有意義なものにしたいと考え、努力するけれども、思ったようにならないと感じ、落ち込むことも多いだろう。
人生をどのように過ごすかに関しては、多くの名著があり、また、友人とも話をして、自分で見つけていくしかないだろう。
私は、別に人生について悩んだというほどのことはないが、いろいろな人の人生を垣間見て、自分と比較もし、また、比較する必要もないとも考え、自由に生きてきた。人の話も相当数聴き、名著といわれるものも読んできた。その中で自分なりに決断し、決断というほどのことでもない選択をしてきた。こうした来し方は、実験というに近い。
自分の境遇は、実験にあたり、与えられたもの(与件)であり、気にするものでもないと考えてきた。
人生を有意義なものにしたいと考えたこともあるけれども、結果を楽しみ、気が重いときでも、そういうものとして味わう。
これが現時点の考え方である。