祖父母の立場
こんなことを書くと、婿や嫁の立場の人から総スカンを食らうかもしれないが。
子育ては、親が行うのが基本だと思う。実子・養子を問わず、親子の関係は、法的にも現実においても、直接的なものだと考える。
ただし、子が親元を離れると、親子と言っても対等になっていくだろう。
それでは、祖父母の立場から見たとき、孫育てはどうなるのか。孫育ては、親(祖父母の子)の責任だから、祖父母は、孫を可愛がれば良いという考えもあるだろう。
しかし、教育の重要性から、孫育てに積極的に関与していく道もあると思う。祖父母としては、父母(祖父母の子とその配偶者)の協力を得て、孫育てをすることは十分可能だろう。企業において、組織が大きくなれば、多数の人の協力を得て事業を進めていくのと同じことだと思う。
多数の人の協力をいかに得るかという問題はあるが、親子の間でも同様である。
父母の立場として、子育ては、初めての経験であり、また、その期間は、仕事をかかえて第一線にいるという大変さもあり、思ったようにはできないものだ。子育てを経験して、後になって分かることも多い。
祖父母の立場になったとき、子育ての経験は十分に活かされるべきだと思う。