本は、ファミリーの共通の財産である。
親の立場として、自分の子が、どのような本を読んでいるかは、関心がある。読んでいる本を見れば、子の成長をはっきりと知ることができる。
これに対して、子の立場からすると、親に、どんな本を読んでいるかを、知られたくはないだろう。
しかし、親として、自分が持っている本を、子が読もうとするならば、大いに結構であるとして、解放するし、その逆も、大いにありなのだという、コンセンサスができることは、ファミリーにとって大事なことだと思う。
本には、いろいろな書き込みをするだろうし、付箋もつける。この記録は、世代を超えて貴重だ。
これは、親子で酒を飲みながら話をすることに匹敵すると思う。
弁護士の立場からは、その人が、どのような本を持っているかは、注意している。