子供への承継
子供が親の事業を承継しようと考えるかどうかについては、いろいろなパターンがある。
子供が自分なりに親の仕事ぶりを見て、継ごうと決意するのが、理想的だろうが、必ずしもそうなるものではないから、工夫が必要だろう。
その工夫を考えるときに、意外に効果があるのは、親以外の口添えだ。
たとえば、親の事業が周りの人にわかりやすく、近所であるとか、何らかの接点があると、子は、周りの人から、「○○○○(家業の内容)の家の子だ」と言われる。すると、子は、家業を強く意識する。周りの人からの言われ方が、悪くなければ、子の自覚は、強く促される。
こうした周りの人からの評価をうまく使えるならば、それに勝る承継の方法はないのではないかと思う。