子孫(後輩)に残すものの要件
子孫(後輩)にとって管理しやすいものであることが大前提だろう。
父の会社は、管理しにくいのが一般である。
大きな家は、維持にコスト(修繕費、固定資産税)がかかる割に、扱いにくいし、喜ばれない。子孫は、自分と趣味が違うし、もらった家は感激度は低い。
遠方の不動産は、子孫(後輩)でなくても管理しにくい。
上場株は、管理しやすいものだと個人的には考えるが、日々の動きが気になるようだと管理しにくいものとなるだろう。
墓、仏壇となると、話題にするだけでもバチ当たりかもしれないが、考えてみるべきだろう。先祖を想えば、多少の不便は覚悟すべきだと言えるだろうが、子孫(後輩)は自分と同じに考えてくれない。
蔵書は、その本が好きな人には宝の山、好奇心の遊ぶ場となるだろうが、移動は大変である。
美術品は、その価値がわからないと苦痛となるだろう。
写真は、人によるだろうが、捨てにくい。しかし、量が多すぎると、とても管理できないし、何の写真かも、時間が経過するほど、わからなくなる。