蔵書のある人へ
本は意外にかさばる。
出版された年代により、活字の大きさも変化していて読みやすさも異なる。
著者の記述方法も、使う言葉、文章の長さ、論理展開の息の長さなど、年代によりずい分異なる。
自分の亡き後、本はどのようにされるかといつも考える。自分と同じように残された本を読んでほしいと思っても、それは無理な話だろう。新しい本は次々と出版され、現代を論じているし、古典と言われる本も、どこまで現代に通用するのだろうかと思うときがある。
自分が読み、次世代の人にここは目を通してほしいと思う個所があったならば、せめて付箋をつけ、何かメモすることが1つの方法だろうと思う。
本を処分できない人も多いと思うが、次世代のことを考えて、残すものを選択する必要もあると思う。