キャッシュフローの重みをいつ知るか?
10億円資産があったとしても、1万円が払えなければ、債務不履行となる。このことは、頭では分かっていても、骨身にしみて分かるためには、経験が必要だろう。
キャッシュフローのひっ迫は、徐々に来るというよりは、あるとき突然気がつくという感じだろう。多くの経理責任者は、日頃から、資金の余裕を持つように考えているだろうが、金融機関と条件を詰めるとき、余裕があると甘くなるものだと思う。こうした詰めの甘さは、将来、どこかで気がつく。しかし、後では、それを簡単には変えられない。
こうした気付き・経験は、貴重であり、後継者に伝える必要がある。