癌細胞のように進む
ここでは、癌細胞に善悪の評価をせず考えることとしたい。
(人間からすれば、癌細胞は消失させるべきものであろうが、癌細胞からすれば、自分の存続がかかっているに過ぎない。)
癌細胞は、人間の生命の仕組みに密接に結びついていて、容易に癌細胞のみ攻撃して消失させることはできないようだ。
企業を癌細胞に例えることは、適当でないかもしれないが、企業が世の中に浸透していく姿は、癌細胞のようにあるべきなのかもしれない。
どこにでも静かに進められていくこと、場合により体の維持装置の招きによっても進んでいくことなど、考えさせられることは多いと思う。
企業は、固定的、静的にとらえるのではなく、社会全体への浸透を念頭において、種をまくように色々な局面を想定して流動的、動的にとらえるべきものであろう。