無人企業
無人工場が話題になったことがあるが、私は、無人企業というものがありえないかと考えたことがある。その理由は、人件費は、将来も大きな支出であり、「人材」と考える部分もあるものの、人件費の抑制は常に考えなければならないと思われるからである。
企業活動をするためには人間の智恵が必要だと思うが、通常の業務については、ビジネスモデルによって、ほとんど無人とできるように思われる。
無人化を進めるためには、資産収入を得る形となっているといえるまでビジネスモデルを作り込まなければならないだろう。
一番単純な形としては、土地を貸し、地代収入を得るというものがある。この形で収入を得ている人は多いだろう。
この変形と言えるものとして、株式を持ち、企業を所有することがある。企業の経営を取締役に委任しているから無人とはいえない面もあるが、取締役の選任も含め、経営の委任を議決権多数者に委ねていれば、無人と言っても良いだろう。
こうした形以外にも、自動化を工夫する余地はいろいろとあり、ほぼ無人企業はできると思われる。
「金のなる木」は、昔から人々が求めていたものと思われ、ビジネスを無人化することは、考えていって良いと思われる。