一族設計の立場から事業を考える。
人生設計より広げて、一族設計をしてみようとする立場からは、事業はどのようにとらえることになるだろうか。
事業を継続するためには、いろいろな能力が求められる。このため、能力のあるトップを選ばないと、事業は破綻してしまう。
ただし、事業の内容によって、求められる専門技術は異なるし、外部からの補充が可能な場合もある。したがって、自分の事業の存続のために必要な人材を常に意識し、一族の中で探す必要があるだろう。
この点は、事業の発展を考えるのと同時に考えられるべき問題だと思うが、自分の命・健康に何らかの変化を感じないと準備が始められないように思われる。
自分の亡き後まで考えても仕方がないと考える人もいるかもしれないが、弁護士をしていると、考えておく必要があると思う。また、自分の家族状況の変化に応じて考えてみると、また違った発想となると思う。