部下を見ていると、見えているものを前提にしすぎていると思う。
ある仕事を進めるにあたり、たとえば、すでに表計算ソフトで作られた表があると、部下は、その作り方に影響を受けてしまい、その発想を前提としてしまうきらいがある。これは部下だけでなく、弁護士としての自分への戒めでもある。
データの管理が目的であれば、そのために1番重要なことは何かから考えて、表計算ソフトを利用していくべきところ、それができない。その原因は、表計算ソフトでも何でも、道具となるものについて、その基本となる機能をつきつめて考えていないからだと思われる。大部なマニュアルを読み、いろいろな機能を知ることも必要だろうが、シンプルにその道具の基本となる機能を理解し、自分たちのやろうとしている仕事を根源的にシンプルに把握したとき、その機能と仕事が合うものかどうかを考えるべきだ。