増税社会の姿
政治は、自分ではコントロールできない要因だと考えているので、どうあるべきだとは言わない。むしろ政治の変化を前提(外部要因)として、将来の社会の姿について、素人の予想をしてみようと思う。
消費税が10パーセントになる道筋はできたが、それで止まらないことは明らかだろう。また、それ以外の税も上げていかざるをえないと考えられているだろう。
税金が高い社会は、社会階層の流動性が落ちる社会だと思う。階層が、現在よりも固定化すると思う。その理由は、手元のに残ったお金から、税金として出さなければならないお金が大きくなれば、成長に向けた投資ができなくなるのだから、現有の設備で回していこうとなるからだ。
家は、新しく作るのではなく、今ある家をリフォームして使おうということになる。
収益性のある資産を持つのにハードルが高くなる。
逆に、収益性のある資産からの収益は、汗水たらして得たものでないならば、払う税金は増えるけれども、残りは投資に回していくことができるだろう。
(もちろん、ここで述べることは、税金の設定の仕方で、いくらでも変ってくるから、大雑把なものだ。)
したがって、今の自分の階層を乗り越えていこうという野心を持っている人ならば、増税の前が、資産を拡大する最後のチャンスだと思う。もちろん、増税後も成長はできるから、悲観する必要はないと思うが、成長は今よりも大変になるということだ。