海外投資が華やかなりし頃
BRICsが成長著しい頃、日本の不動産からの賃料収入と、海外投資による収益と、を比べてみたことがある。中国株で1億円を貯められるというようなことが広く言われた時代であったので、海外投資に眼を向けた人も多いと思う。
その後、リーマンショックがあり、さらに、そこからどれでけ回復したかが比較される時代となった。円高が進行し、円換算すると評価損が出る時代であったり、円安が進行して、利益が回復する時代になったり、振り返れば変動が激しい。海外投資のサイトも、様変わりしているように思う。
それに比べると、日本の不動産は、価格下落もあったものの、日本の不動産からの賃料収入は、海外投資ほどの変動はないように思う。
だからと言って、何か教訓めいた結論を出すつもりはない。むしろ、いろいろ経験された人は、面白い時代だったのではないかと思う。お金を稼ぐことも面白いのかもしれないが、経験を積むことは、それ以上に面白いのではないかと考えている。