同期入社の従業員は、互いに協力的か。
ドラマなどで、同期入社の従業員が、互いに協力する姿を見ることがある。
これは、その姿が望まれるからだろう。現実に、そうだとはいえないだろう。
この問題は、その会社の従業員数、同期入社の従業員数により、影響されると思う。
同期入社の従業員数が少ないと、その中で、比較が容易であり、平等な扱いが意識される。結果として、会社に対して、平等な扱いが、より強く求められてくることが多いだろう。しかし、能力的に差がある以上、会社として同じ扱いはできないだろうから、待遇に差をつけると、不満が出てくる。
こうした点で、同期入社の従業員は、互いに協力的となることは難しい。
同期入社の従業員が、会社全体の中で、もまれる場合は、団結することはありうるだろう。同期入社の中で、争っていては、会社全体の中で、主張が弱くなるときは、同期入社の中の問題は、棚上げするしかない。これは、社会の力学として、明らかだろう。
入社順という基準は、明確であり、役割を決めるときに便利なことはあるだろう。明確な基準があれば、納得されることは、多い。ただし、重要な役割まで、これで決めることは、会社を危うくするだろう。
結局、自分の会社で、こうした力学を見つけ、うまく使い、人を採用し、協働してもらうことになる。