事業主の支え
事業主が、人を雇って事業を展開するとき、雇った人に対して、いかに囲い込みをかけるかは重要だ。
多くの事業主は、工業の時代は、機械制工場を持ち、雇った人がそこで働かざるを得ない環境を作ることで囲い込みをかけた。
しかし、機械制工場があるだけでは利潤が得られないようになるにつれ、雇う人の能力に重きが置かれることになった。雇われた人は、自分の判断で独立したり、転職することができる。事業主は、投下した資金、時間を無駄にすることが起きてくる。
機械制工場だけではなく、パテント、ノウハウなど知的財産を管理する必要がある。重要な技術を守り、それ以外の分野を外注に出すなど、事業主は、管理する範囲を限定することが必要だ。
オートメーション化で、人の変動(人件費の増加、退職)を避けることも必要だ。