社会の仕組
社会の仕組の多くは、「強者」と「弱者」の調整だと思われる。
「弱者」は、自ら獲得したもの以外に援助を求める。
「強者」は、自ら獲得したもので生きていくべきだと原則を言っていても、治安が悪化したり、難民が押し寄せてきてしまっては、元も子もないので、そうならないように何らかの援助を考えざるを得ない。
「強者」と「弱者」の調整のために、政治家、官僚機構がある。
EUでのドイツとギリシャの綱引きも、この例が当てはまるだろう。
日本での、年金、介護保険、医療保険、生活保護の制度も、同じである。
高齢化が、ますます進む日本、世界では、「強者」と「弱者」の調整は難しい問題だ。
しかし、ここで社会のことを考えるべきだと言いたいのではない。それぞれの立場で(自分が「強者」なのか「弱者」なのか判断して)、自分で行動すれば良いと思う。調整役の政治家、官僚機構をどのように選ぶかは、大きな問題だと思うが、そのことにも拘束されないようにしたい。調整役の政治家、官僚機構に対して、期待もしなければ、悪態もつかない。マスコミと一緒になって、批判していても、何の意味もないだろう。