課題の管理
スケジュール帳、ToDoリストなど、それを管理するアイテムがいろいろある。
しかし、こうしたアイテムは、便利なようでも、受動的になり、場当たり的にもなり、大事なことを通り過ぎてしまうおそれもある。
こうしたアイテムは、大きくとらえると、課題の管理のためのものだ。課題は、完了すれば消していけばよいという考え方は、備忘のためだけならば、その方が良いのかもしれない。
しかし、より積極的に進むためには、それだけでは足りないと思う。課題の管理のためには、踏み込みが足りないと思う。
課題は、それぞれの人の中で、いくつかあり、それを統合する発想が必要だ。課題の全体の体系のようなものが認識される必要がある。
統合化・体系化することを考える中で、認識していない課題が浮上するものだ。
課題の統合化・体系化のためには、すべてが頭の中だけでできる人は別として、記録、整理、比較といった作業が必要だと思われる。したがって、完了すれば消していくという手法ではなく、記録を整理、比較して、全体の位置づけを考えることができる状態にする必要がある。
単純な備忘のための記録は、完了すれば、消していっても良いと思うが、全体の位置づけを考えた方が良い記録は、手控えとして残し、折々に読み返す必要がある。