自信と柔軟さ
日大アメリカンフットボール部の監督の絶対的立場が話題になっていた。
監督の下の人は、はむかうことはもちろん、意見すら言えない関係だという。
自分の立場との格段の差を感じる。
家族も含めて、私の周りの若い人たちは、言いたいことを言っているように思う。
私が、年齢からくる経験、研究・調査からくる知見、時間をかけた検討から、一定の見解を出しても、対等に反論を出してくる。私から見て、明らかな誤りと判断できることでも、自信をもって反論される。
(注)私は、立場上、最初に意見を出すことはしない。他の人の意見を聞くことは、常に行っている。また、裏付けがあることを重視している。
私にはそれほどの権威がないのかとも思うが、私よりも格段に成果を出し、社会的に高い評価を受けている人でも、社内では、思ったとおりに、言うことを聞かせられないという(書籍での記述)。
身近にいて、その日常を知る者は、小さな粗(あら)を見ているために、本質的な事柄に気がつかないものだ。
若い人が、自信もって発言することは悪いことではない。
しかし、自分がどこまで全体を分かっているかは、よく自覚するべきであり、自分の知覚の方法は、柔軟にするべきだ。