困った文章

 わかりやすい困った文章は、主語と述語との内容が不明確であったり、どの部分がどの部分を修飾しているか不明確であったりするものだろう。これでは、正確な伝達にならず、法律上は紛争になることもある。
 それでは、わかりにくい困った文章は何か。
 それは、書いている内容について、その全体を示さない文章だと思う。場合分けをしたのであれば、それぞれについてコメントがあるべきだろう。また、その場合分けがどのように区分されているのか示すべきだろう。
 おそらく世の中の多くの文章・書籍は、全体を示さない。自分の言いたいことのみを書くスタイルだ。分量に限りがあるためやむを得ないのだろう。また、書かれていないものに気がつくことが大事だと言われるように、読み手に委ねられたところもある。
 しかし、自分の考えを伝えたいのであれば、全体の構造を示し、全体解を示すことが大事だろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2010年03月15日 | Permalink