日本の未来

1 日本に悲観的見方がある。
(1) 日本は、人口減のため需要は減り、成長できない。
(2) 国の借金が多く、日本国の財政は、いずれ破綻し、そうなれば円の価値は暴落する。
(3) 日本は勝ち組と負け組に2極化し、中間層が失われ、美徳も崩壊している。

2 しかし、他方、日本の良さを認める見方もある。
(1) 治安が悪くなっているという見方もあるが、依然として安全な国である。
(2) 食品、環境の面でも、世界的に見れば、日本はクリーンな国である。
(3) 日本は、文字の記録が残るものでも、2000年近く歴史のある国であり、すぐに滅亡するものでもない。

3 日本の未来をどのように見るかにより、今どうするのかについても意見が分かれる。
「日本の成長には限界があるのだから、日本以外の成長国へ出て行き、ビジネスを確保すべきだ。円高ならば、なおさら出て行くチャンスだ。」という意見もあるだろう。
「若者は、留学を希望せず、内向きだと言うが、大部分の日本人は日本での生活を望んでいる。阿倍仲麻呂(奈良時代)の歌を見ればわかるように、皆、昔から日本に戻ることを望んでいる。」という反論もあるだろう。

4 私が日本の未来をどのように考えているかについて、ここでは述べない。
 しかし、ビジネスが国際的な展開をし、人の移動も広くなった現在、ファミリーとして日本だけで生きていくことはできないだろう。世界は、豊かさを求めており、これまで発展途上国と言われた国も成長をめざしている。
 この結果、均一化はさらに進んでいるように思われる。その中で、日本の良さをどこに見い出し、それを広めるのかが求められるだろう。


投稿者名 管理者 投稿日時 2010年10月26日 | Permalink