飲食店がテナントの不動産(ビル)
飲食店を対象とすると特別の問題を生ずる。
1 飲食店テナントによる、消防上問題となる改装もありうる。これは飲食店の希望する雰囲気づくりと不動産(ビル)の形態とのギャップから生ずる。
2 飲食店の場合、給排水の量が多く、特に排水にあたっては、油の汚れが問題となる。
3 飲食店の流行りすたりは早く、テナントとして安定しない傾向がある。
4 風俗店の入店を認めるかどうか悩ましい場合もある。一般の飲食店としては、ビル全体のイメージの悪化をおそれるため、風俗店の入店に反対する。しかし、既存の飲食店の不振から退店・賃料減額要請も多く、賃料収入の減少は、常に起こる。ビルオーナーとしては、この狭間に立つ。
5 飲食店の客(特に酒酔)による器物破損も目立つ。