郷土愛

「リニア新世紀 名古屋の挑戦」にざっと目を通した。

内容として期待したのは、リニアで東京と名古屋の関係がどうなるのかの記述だったが、この点は期待はずれだった。

この本は、名古屋の良さをまとめた本だ。「名古屋の挑戦」とあるように、名古屋という地域を我がこととして書かれている。
これが郷土愛といったものかと思う。

私は、岐阜を離れ、郷土愛があるのか不明だ。
これまでは、自分にとって、生活の場、仕事の場としてどこが良いかという発想で考えてきたため、ある地域に肩入れするというよりも、日本・世界全体の中で自分はどうするかを優先して考えてきた。

いろいろな地域に関心があり、調べてきたが、その地域に愛情を持ったということではないと思う。

故郷に帰りたいという声をいろいろな場面で聞く。
私は、なぜそれほど故郷に帰りたいのか、正直よく分からない。故郷に災難が起きたときは、そのような地形なのだととらえ、それでどうするかを考えることが、優先するべきだと考えてきた。

郷土愛は、日本全体を発展させるためには必要な要素だと思うが、郷土愛を利用することにもつながる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月07日 | Permalink