建物のリノベーション

中小事業者が利用するべき方法だと思う。

中古の物件を取得して、改修した何度かの経験から感じること。

ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る(ブリコラージュ)という手法・考え方は、建物のリノベーションに通ずる。

新しい、高層、資本投下のビルとの間で、競争・戦いを続けるためには、ランニングコストで負けないようにする必要がある。

壁、床、天井を張り替えることにより、明るく、新しい印象を作ることはできる。
 
窓の大きさ、ガラスの2重化で、外からの断熱・防音は、かなり向上できる。

床・天井からの音は、防止しにくい。

従前から設置されていたものを新しく取り替える方法ではなく、省く方法をとることで、空間の広がり、現代性を出すことができる。

建物の耐震の問題は残るが、耐震補強を行い、それで個性を出すこともできると思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月14日 | Permalink

何かをどこかに仕舞い込むのは、穴に埋めたタイムカプセルをもつことと同じだ。

後にタイムカプセルを開けて、時間の経過に驚くことを楽しむのであれば、それも良いかもしれない。

しかし、常に観察を続け、その時々に役立てようと考えるのであれば、仕舞い込む(封をする)のではなく、すぐに見ることができるようにしておくべきだ。

特に、大事なもの、自分では完成されたと考えるもの、の場合、仕舞い込む(封をする)ことをしがちだ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月07日 | Permalink

古い建物を利用するとき

日本では、民間で利用する古い建物の価値をあまり認めない。
 銀行も、30年くらいで、0の評価のようだ。

しかし、建築内容が、耐震性も含めて、大いに問題であれば、取り壊しも必要かもしれないが、手を入れることにより利用することも考える必要がある。
 その方が、1から作り上げるよりも経済的だろうと思う。
 今では、昔の家屋のように贅沢な部材を利用できないこともある。

地震を心配するのであれば、平屋で、屋根が重くないことはメリットだと思う。
 耐震補強が可能な場合もあるだろう。

日本家屋の改修のしやすさも考えるべきだと思う。

リノベーションをするときは、建物の中に家財がない状態にすると、家財があるときに考えていた改修とは、また違った改修を考えるようになるものだ。
 不具合が目に付くという面もあるが、建物そのものの根本価値に目が行くようになると思う。
 改修方法も大胆に考えられるようになる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年11月01日 | Permalink

豪邸

豪邸は、どこか特殊な建物だ。住む人の個性・好みを入れようとする。
 その理由は、権勢の誇示である。

しかし、いつまでその特殊な形で使うつもりなのか、使えるのか、よく考えてみるべきだ。
 売らなければならないときに、特殊すぎると、買い手は避けてしまう。
 豪邸は、ただでさえ大きすぎて高額である上に、個性的過ぎると、買い手は、限定されてしまう。

一族の連綿と続く生活のために、自宅の位置づけを考えるべきだ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年10月26日 | Permalink

コレクションした物の運命

相続した人の間で、亡くなった人のコレクションした物をどうするかは問題となる。
亡くなった人が、大事にしていた物や気に入って集めた物でも、相続した人には困るものも多い。結果的に処分されることも多い。

相続した人は、整理する立場であり、どれを残し、どれを捨てるかの区分は、時間がかかって仕方がなく、とてもやりきれないだろう。

また、次に建物を利用する人にとっては、残されても仕方がない物は、処分するべきだという考えは十分ありうるだろう。

亡くなった人が集めたものも、お金にあかして買いまくっただけで、一度も使ったこともないもの、古くなり使いようがないものばかりだということもある。

相続した人が、亡くなった人が集めたものを時間をかけて1つずつ見て、ゆっくり、捨てるものは捨てていくという方法もあるが、整理する立場に立てば、まず大胆に処分しなければ、後が使いにくいのは、もっともだと思う。

結局、自分が集めたものは、次の世代には、このような感覚で対応されるのだろうと思う。
物の運命は、その人限りという面がある。

コレクションした物を、一家の共通基盤とするためには、本人が元気なうちから、子孫にも利用してもらって、楽しんでもらうしかない。
物は、共有で利用するしか、引き継がれない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年10月20日 | Permalink

東京と名古屋が、リニアで40分で結びつくとき、何が起こるか?

単純に考えれば、東京と名古屋が1つの街になるということ。
 地域差を考えると、仕事は東京で行い、休みは名古屋ないしその近郊に住むという形をとりやすくなる。

 人に、直接・現実に会うことが容易になる。

 人だけでなく、個性的な物・イベントを見に行くことも容易になる。

東京と名古屋のそれぞれが、そのハブとしての機能が問われることになる。
 東京と名古屋のそれぞれから出かけられる場所として、どこが魅力的かが問われることになる。

 東京からの東北・上信越への新幹線は、名古屋にとって魅力だと思う。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年10月11日 | Permalink

東京の研究の仕方

1 女性誌を見ていると、これが右脳と左脳の連携を密にしたとらえ方だと感心する。
東京のエリアを研究するために、東京のエリアを話題にした女性誌を大量に購入してみることが考えられる。
話題になっているのは、それぞれの人が「してみたいこと」。
話題の並び方は、1日の時間順もあるが、ばらけている。
「してみたいこと」は、お店の紹介という形をとっており、エリアと結びついている。

男性的なまとめ方としては、それぞれの人が「してみたいこと」を分類・体系化して、全体を把握する方法だろう。

女性誌を材料とすると、興味は限定されてくる。
 サラリーマンの町、新橋などはあまり出てこない。

2 飲食店の居抜き物件のサイトを見ていると、現実感に戻される。

3 街紹介の雑誌に掲載される情報
建物に関しては、大きなビル建設の紹介。再開発情報。

店に関しては、中小と思われる個人店。店主の顔が見え、こだわりが語られる。

このように相反する内容となる。中小の不動産オーナーの生きる道は出てこない。
大手再開発と個人店の間で考えるしかない。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年10月02日 | Permalink

映画「雨あがる」

腕の良い刀の使い手で、気が優しい男が、任官しても続かず、浪人のまま諸国を放浪していく。
その妻は、そのような夫の世話をし、その姿は、日本女性の理想だ。

男は、気は優しくて力持ちだ。しかし、気の優しさが、相手(殿様)の側では、哀れみをかけられていると感じさせ、逆に気分を害することとなる。

こうしたことが起きうることは、自覚するべきだ。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年09月11日 | Permalink

デフレ期?インフレ期?

インフレが予想されるとき、不動産と株にシフトするべきとされる。
 株は、生活に不可欠なものを提供する会社の株。

この考え方は、マネーの膨張に対して、生活に根ざした現物による資産構成を勧めるものだ。

経済学では、インフレ、デフレという言葉が歴史のあるものであり、その言葉を使うことが普通なのかもしれないが、貨幣価値で比較するのではなく、その人の価値で比較するべきだろうと思う。
 こうなると客観性が失われると批判されるだろう。
 社会政策として全体を把握する必要がある人は、客観性が必要だとは思うが、正確に把握しようとして、かえって間違えることが多いのではないかと思う。

世はデフレの時代と言われて久しいが、その時期でもマネーの膨張はあったと考えている。
 経営者(特に外国人)の報酬が、膨れ上がっている。
 それは、マネーの膨張による価値の低下を補おうとするかのごとくだった。
 それは、インフレ期と言ってよいのではないか。

それでは、どうするか?
先ず、自分の生活に必要なもので財産を構成する考え方が必要だ。
 不必要に高価なものは、はずす。

次に、それ以上のものの扱いを決める。
 ここから考え方が分かれる。
  不要として、所持しない。

  収益を生むものだけに限定する。

  自分の好みを貫く。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年09月01日 | Permalink

不動産など大きな財産を売却したとき

不動産など大きな財産を売却したとき、大きな変化は、キャッシュフローが楽になることだ。

収入を、借入金返済、従業員給与、家計、税金、投資に振り向けていけば、余裕はないのが普通だ。
ところが、大きな財産を売却して、現金が入れば、きりきりした状態で、キャッシュフローに頭を悩ませていた状態から、天国に来た状態になる。

楽になれば、それを少しは楽しめばよいと思う。

しかし、大きな財産を売却しているのだから、将来の収入源を減らしたことになる。また、経営の安定度にも影響がある。
したがって、全体を考えるならば、気持ちが緩むことはないだろう。
全体をいかに把握するかが大事だ。損益計算書だけでなく、貸借対照表の変化も継続して把握する必要がある。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年08月25日 | Permalink