A8 湯治

 いろいろな温泉に行くうちに、昔から湯治があることを知った。医学的な効能がどれほどかはわからないが、体感として、気分的には良いだろうと思う。
 2010年9月23日から26日まで、増富温泉不老閣の湯治棟に、3泊したのが初めての長期宿泊であった(長期と言っても3泊だけど)。仕事をかかえる人間にとっては、なかなか長期休暇はとりにくい。少なくとも気持ちの点でとりにくい。
 食事は、非常食として買っていたマジックライスが賞味期限が切れたため、それを用意して出かけ、途中、温泉への山道に入る手前にあった食品スーパーで購入したもの(キムチ、もずく、ヨーグルト、チーズなど)を少しずつ食べた。
 不老閣では、天然岩風呂に1日3回程度は出向き(説明書には、放射線が強いので1日1回の入浴と記載されていたが、皆さん何回も入っていた)、また、宿の周辺も散策した。近くの金泉湯は閉鎖されていた。
 湯治は、おもしろかったが、3泊が限度だったかもしれない。何もしないで湯治だけに専念することは、ある程度予想していたとおり、なかなかむつかしい。
 しかし、海外旅行であれば、1週間程度、仕事から離れることは、これまでもあったのだから、湯治を転泊としたり、ある程度の距離の散歩を組み合わせると、飽きないでできるかもしれない。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A7 温泉

 温泉が好きになるきっかけは、榊原温泉の源泉風呂だった。ぬるい温度のため、ゆっくり入ることができ、温泉の香りを楽しむことができた。
 もう1つのきっかけは、一般社団法人日本秘湯を守る会を知り、宿泊するたびにスタンプ帳に押印してもらうことであった。いろいろな個性がある温泉があることを知り、各地に出かけることにより、温泉を知ることができた。
 これ以外にも、「カラー版 温泉教授の日本全国温泉ガイド」(松田忠徳著)、「温泉旅館格付ガイド」(松田忠徳著)などを参考にして、宿泊、訪問するたびに、そこをラインマーカーでチェックすることも各地に出かけるきっかけとなった。私は、基本的に、同じ場所に何回も行くよりも、新しい所へ行きたい性分であり、ガイドブックに紹介された所へは、ある程度の数は行ってみたいと思う。ただし、全制覇することを目的とするものではないから、ある程度の割合になれば良い。
 ある程度の割合になることにより、自分の到達度が大体どれ位かわかれば良いのである。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A6 パワースポット

 移動のための道具として大いに役立った。
 パワースポットという言葉を知ったのは、分杭峠の話を聞いてからである。
 古くから不思議な話は各地に伝えられており、そこはパワースポットとして取り上げられる。また、そもそも神社、仏閣は、不思議なエネルギーのある所であり、パワースポットと考えることもできる。
 したがって、パワースポットは日本全国に多く存することとなる。
 パワースポットで何かを感ずるかと言われれば、明確なものはないと思う。しかし、好奇心から行ってみようという気持ちはあり、出向く原動力となったといえる。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A5 日本語の特性

 日本語では、「○○(ある事柄)が尊重されている。」という言い方がなされることがあるが、英語では、「□□(主体)が○○を尊重する。」と書くことになるだろう。
 このことの意味は、英語では、□□(主体)と○○(ある事柄)との対応関係が明確であるのに対し、日本語では、○○(ある事柄)が前に出てきてしまい、□□(主体)が場合によっては不明確になることが生じるということだろう。
 日本語の場合でも、よく読めば、□□(主体)は明確であるという主張はありうると思うが、主体が拡散したり、ずれたり、誤解されることがありうるだろう。日本語では、主体の可変性が高く、このために文章において抽象化される傾向があると思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A4 よく見た絵は、印象的である。

 絵は瞬時に見ることができる反面、瞬時で見たと終わらせられる面がある。
 絵を見て、何か「はっ」とさせられる点があるとよく見ることになる。
 絵を見る前に、この絵には何かあるという予備知識があったり、単に有名であるという場合にもよく見ることになる。
 よく見れば、その絵がどんなものでも(と思うが)、何かしら印象に残るものである。したがって、作家は、よく見てもらえるような工夫が必要だろう。
 直島においても、多数の絵画を見てきたが、ジェニファー・バートレットの「黄色と黒のボート」が印象に残っている。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A3 美術品の保管

 2011/7/3、ハラミュージアムアークで、開架式収蔵庫を見た。
 美術品の保管には、かなりのスペースが必要であることを実感した。研究者用に開架式としているとのことであったが、贅沢な作りだと思う。
 しかし、布でおおい、段ボール箱に収納すると、見るだけでも多くの時間を要するから、開架式は意味があると思う。
 また、現代美術作品は大型化し、額装も困難なのだろうと思う。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

A1 美術へのきっかけ

 アートサイト直島が、現代美術に入るきっかけであった。
印象派の絵が前の時代のものと見えてしまう。
 美術館の中に泊まることにより、時間を気にせず観ることができた。
 ブルース・ナウマンの「100生きて死ね」は、観客のいなくなった夜に、1人で時間をかけてじっと見ると、また別の感覚が生まれてくる。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

0 美術の地図

 美術に関する文章を読むとき、美術の地図があると理解を深められると思う。
 美術作品を見るときにも利用して良いと考えているが、美術の地図は、あくまで仮説かもしれない。
 高階秀爾監修「西洋美術史」に基づき、ロマネスク以降をサブノート形式でまとめた(0(1))。
 また、暮沢剛巳の「現代美術のキーワード100」に基づき19世紀ヨーロッパのモダニズム以降をまとめた(0(2))。
 さらに、松井みどりの「アート:“美術”が終わった後の“アート”」に基づき、ポストモダニズムを追加した(0(3))。
 これだけでも、美術に関する文章を読んだときに、距離の方向を計る基点(燈台)となるだろう。
 しかし、その後にさらに多くの文献を読み、記述されていない地域があることに気がつくだろう。美術の地図は、さらに展開していかなければいけない。
 こう考えてきたが、あるとき、この進め方は、きわめて頭でっかちな方法なのかもしれないと気がつかされた。それがアペル展にあったアペルとの対話である(0(4))。


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink

道具、手法

0 基本(美術史)
A 空間・距離
B 時間・歴史
C 知識間
   作家から C1
   コレクターから C2
   社会 C3
D 経済
   作家から D1
   コレクターから D2
   社会 D3


投稿者名 管理者 投稿日時 2011年11月30日 | Permalink