何度も読み返す本があるか。
三谷太一郎さんの「日本の近代化とは何であったか」 274ページに、「(以前購入した本について)以来、再三にわたって熟読し、傍線やコメントを書き込んだ書物ですが、漱石に刺激され、改めて読み直しました。」とあった。
本を多く読む人は、得てして本を1回しか読まないことが多いのではないか。これに対して、本を実行のためのきっかけにする人は、本を何度も読み返すと思われる。
読み返し方は、最初から最後まで通読すると言うやり方ではなく、必要なところを 目次などから探して読むこともできる。
私自身を振り返ってみると、本は一度読んだらそのまま書棚に置いておくことが多い。これは別の新しい本を読みたいという気持ちがそうさせているところもあるが、何度も読み返すことも考えたい。