バブル・マネーゲーム

株式取引を見ていると、バブルとはこういうことだ、と感じざるを得ないことがある。
これは株式に限ったことではなく、あらゆるものに現われる。
 美術品、外国会社の取締役報酬など。

ある新しい会社が、同じ業界の大手会社の時価を超えたということも同じだと考える。
新しい会社の技術・手法に一部優れたところがあったとしても、それをあたかも会社全体のこととして評価することに強い違和感がある。
 マネーゲームの世界ととらえるしかない。

マネーゲームから逃れるためには、ある事象が、自分の現実の生活とどのように関連するのかを考えることだと思う。関連のあるものを思考の対象にし、関連の度合いより経済評価する。
こうすることで、バブル部分を確認することができる。バブルはバブルとして扱い、それに巻き込まれないことだ。

「老後は銀座で」山崎武也著(154頁)で、「高級かつ高額なために話題になっているところには、安易に行かないことだ。(中略)評判を聞いてから、多分何度も行くことになるだろうと推測できて初めて、足を運んでみる」という考え方は、参考になる。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2017年07月25日 | Permalink