もっと日本を知る必要があると考えている。

「狭い日本、そんなに急いで どこへ行く」という標語があったが、日本は、陸地だけに限定しても、狭いものではない。自分が行ったことがない所は、いくらでもある。

まして、深く理解したかといえば、とてもそうとは言えない。

自分の関心を振り返ってみると、温泉、巡礼、美術、陶磁器だ。
これを立体的に組み上げていくと、自分なりの日本の理解が深まると思う。
 関心が広がるに連れて、立体化する。

巡礼は、信仰の対象であるが、同時に、その時代の文化・技術の中心であったと思う。
しかし、現在の寺は、ご利益(ごりやく)という曖昧な目的は残されているが、時代の文化・技術の中心ではない。
 この点で、巡礼の意味を明確にとらえることは難しくなっている。歴史の視点で見るということだろうか。


投稿者名 前川弘美 投稿日時 2018年01月12日 | Permalink