日本における離婚制度(3.裁判離婚)
裁判離婚は、裁判所の法廷で、夫婦がお互いの主張を言い、それを聞いた上で裁判官が判決を出すといった流れです。
裁判離婚のメリットは、相手が離婚をしたくない場合でも、民法で定められている離婚原因(他のカテゴリーに詳しい内容がのっています。)が相手にあると認められれば、離婚することができます。
ただ、裁判離婚は
1)他の離婚方法に比べ、相当な時間・労力そして費用がかかること、
2)手続がとても大変であり、
3)傍聴することが自由な法廷の場合には、見知らぬ人の前でプライベートを話さなければいけないため、精神的負担もかかるといったようなことがデメリットです。
裁判官の判決後、夫婦どちらかがその内容に納得がいかなくても、14日以内に控訴しなければ、離婚は成立します。
そして判決確定後は、離婚届、戸籍謄本、判決確定証明書、判決書謄本を10日以内に役所に提出しなければなりません。