経済的破綻により離婚するべきか。
事業を維持することは、誰しも大変なことだと思う。経済環境の変化は、予測できないことも多いと思う。したがって、失敗はいたるところにある。絶対の安全を求めると、何もできなくなってしまうだろう。
世の男性の中には、妻に経済的悲哀を味わわせたことがないことを誇る人もいる。仕事は男の領分の問題であって、妻に心配させないし、妻に関与させないと考える人も多い。
しかし、誰でも経済的失敗はあり、経済的破綻に至ることも多い。それは、夫婦の問題とは別問題であり、私は、夫の立場からだけでなく、妻の立場からも、経済的破綻により離婚する必要はないと考えている。
もちろん、経済的に満足できなくなったならば離婚だと考えることは自由であり、経済的安定を重視することが悪いとは思わない。
しかし、夫婦の問題と経済の問題とをからませて考えると複雑になり、判断を誤るのではないかと危惧する。