年をとると余分なものに気がつくようになる。
若いころは、何を捨てていいかが分からず、何でもそろえて持っていた。
ところが、年をとるにしたがって、面倒くさくなることもきっかけとして、余分なものを捨てようと思うようになった。
そもそも保管しておくスペースもなくなってくる。
捨てるからには必要かどうかの判断がいる。
自分の残りの人生から逆算して、あまり活用する見込みのないものは捨てられるようになる。
持っていても使わなかったものが累々と並ぶため、決心もつきやすい。
この辺の捨てる決心が年寄りの強みだと感じる。