どちらが悪いのか,それが問題だ。
交通事故が発生した場合にもっとも揉める原因の1つに,過失割合があります。
交通事故が発生したのは基本的には誰かの不注意が原因ですが,一体当事者の誰にどのくらいの不注意(=過失)があったのか,これが過失割合という問題です。
単純な追突事故のように当事者一方のみの過失による事故であることが明らかな場合は別ですが,通常は当事者双方に過失があることが多いです。そして,誰しも事故を起こそうと思って車を運転しているわけではないですから,いったん交通事故が発生すると,「どちらの過失が大きいのか」について激しく争われる場合が多いのです。